イタリアンや韓国料理など多くの料理に使われる『にんにく』。
独特な風味や香りが食欲促進するという性質を持つにんにくですが、にんにくが疲れた体にいいというのを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
本当に『にんにく』が疲れが効くのか。
今回はそんな実際に世界中で愛される、にんにくの健康的効果を解説します!!
そもそも”にんにく”とはどんな野菜?
春が旬の野菜で、料理の香りづけに欠かせない香辛野菜。
古くから日本でも薬用植物として利用されていた野菜ですが、実は食べられるようになったのは戦後から。
にんにくは比較的ポピュラーな食材ですが、その小さな野菜にはたっぷりと栄養を含んでいます。
中でもビタミンCやビタミンB6、マンガンが豊富なことで知られています。
その他にもビタミン類やミネラル類も多く含まれており、にんにくひとつでたくさんの栄養を取ることが可能!!
にんにく特有の香りは”アリシン”という成分によるものです。
刻んだり、すりおろすことで細胞が壊れ”アリシン”が多く発生するため、香りを強く出したいときは一手間加えて使います。
『にんにく』に期待される健康的効果
多くの栄養を多く含む『にんにく』ですが、期待される健康的効果が多くあることはご存知ですか?
疲労回復はもちろん、その他にもサポートを期待できる効果があります。
アリシン:疲労回復効果・滋養強壮
疲労回復や滋養強壮にはアリシンという成分が関係しています。
というのもアリシンは疲労回復にとても優れたビタミンB1の吸収を手助けしてくれるからです。
ビタミンB1を多く含む豚肉やほうれん草、玄米、うなぎなどを一緒に摂るとさらに効果的。
他にもアリシンは免疫力の向上や、がんの予防効果につながるとも言われています。
摂取すると血行促進し、血管が拡張するはたらきから、冷え性のケアや動脈硬化、血栓の予防にも役立てられています。
そしてアリシンは結核菌やブドウ球菌などの危険な菌に対抗する抗生物質としてのはたらきも認められています。
優れた殺菌作用で、体内に入ってきた菌をシャットアウトし、健康的な日々を手助けしてくれるような効果もあります!
ビタミンB6:タンパク質をエネルギーに変換
ビタミンB6にはエネルギー代謝をサポートする働きがあります。
ほかにもタンパク質の分解を手助けする効果もあるので、ダイエットや筋トレでプロテインや肉・魚などをとっている方ほど、ビタミンB6も一緒にとりたい栄養素なんです。
ビタミンB6が不足すると、痙攣やむくみ、湿疹や口内炎などが起きることがあります。
にんにくにはビタミンB6が100gあたり1.53mg含まれており、1日あたり18歳以上の男性で1.4㎎、18歳以上の女性で1.1㎎の摂取が推奨されているのでにんにくから効果的に摂ることができます。
カロテン:皮膚や粘膜のサポート
にんにくの芽の部分にはたくさんのカロテンが含まれています。
カロテンとはニンジンやとうがらしなどと同じ赤色の色素のことで、摂取すると体内でビタミンAに変化する性質をもっています。
そのビタミンAには目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きを持つのでサポートすることが可能なんです。
ビタミンC:コラーゲンの生成を助ける
ビタミンCはそもそも水溶性ビタミンの一つでコラーゲンの生成を助ける効果があります。
そのため肌のきめが細かくなったり、美白にも効果的。
多くの哺乳動物では、体内でブドウ糖からビタミンCを合成できるのですが、人間は合成に必要な酵素がなくビタミンCを合成できないので外から摂取することが大切です。
またビタミンCにはストレスやかぜなどの病気に対する抵抗力を強める働きもあります。
にんにく100gでビタミンCが31.2 mg含まれています。
ビタミンCには成人で1日の推奨量が100㎎となっており、多くとっても特に問題はありません。
リン:健康な歯や骨を作る
リンは健康な歯や骨をつくるサポートをする栄養素です。
成人の体内に最大で800g含まれ、その約80%、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウムとして、骨や歯の構成成分となっています。
そのため新しい骨や歯の発達にも不可欠な成分です。
1日あたり男性は1,000mg、女性は800mgの摂取量が推奨されており、にんにく100gあたりリンを153mgを配合しています。
比較的多く含んでいるので摂取しやすいのではないでしょうか。
葉酸:貧血予防・胎児の発育をサポート
葉酸は葉物野菜に多く含まれる栄養素ですが、にんにくの芽の部分を中心に含まれています。
ビタミンB12とともに赤血球を作るので「造血のビタミン」とも呼ばれる栄養素。
葉酸には貧血予防・胎児の発育をサポートする重要な栄養素であり、妊婦が葉酸を十分に摂取することで、胎児の先天異常である神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができます。
『にんにく』を使ったオススメ料理
にんにくを使った料理は多くありますが、効率よく摂るにオススメの料理があります。
ポイントも一緒に抑えて普段の生活から意識してみてください!
にんにくを使った料理の選ぶポイント
にんにくを使った料理の選ぶポイントですが、にんにくの芽の部分も実の部分も使うこと。
そして刻んだりして食べる方法と自分で続けられる料理であることが大事になります。
刻むことで疲れなどに効くアリシンが増えたり、にんにくの芽の部分を中心に多い栄養もあるからです。
調理の際、にんにくの芽は少し焦げやすいこともあります。
その場合、後から加えるなど工夫をしてみてください!!
オススメ料理その1:餃子
まずにんにくといえば定番の餃子!!
餃子はにんにくを刻んで使えるのもそうですが、相性の良い豚肉を使った料理になるのでオススメです。
またタレにもにんにくを使って作ることもできるので、にんにくずくしにすることも可能。
オススメ料理その2:にんにくのホイル焼き
にんにくを丸ごと食べるならホイル焼きではないでしょうか。
ホイル焼きにするとにんにく独特の香りが少なめで、ほっくりと芋のように食べることができます。
また葉酸やカロテンが多く含まれるニンニクの芽も全て丸ごと摂取できるのでオススメ。
効率よくにんにくを取り入れる方法2選
そうは言っても食べた後の口臭が気になったりする人もいるのではないでしょうか。
にんにくに含まれる栄養素アリシンが口に入り、分解されることでアリルメプカプタンという成分に変化し、口臭の原因となってしまうそうなんです。
せっかくにんにくには健康的な効果がたくさんあるのに摂りづらいと思った方もいるでしょう。
ですが料理以外でも効率よく取り入れる方法があります!
食べた後のことを気にせず、にんにくを生活に取り入れる方法を2つご紹介します。
効率よく取り入れる方法1:黒にんにくを食べる
黒にんにくは白いにんにくを高温、高湿という一定の環境に3〜4週間置いて発酵させたものです。
そして熟成し黒くなったにんにくは糖度が増え、まるでドライフルーツのような食感。
食べる瞬間は甘酸っぱい香りが広がってデザート感覚でも食べることができます。
生のにんにくよりも多くのポリフェノールやアミノ酸が多く含まれます。
にんにく特有の臭みがないので、食べた後の口臭も気にしなくて大丈夫!
生のにんにくを食べたときのような胃への刺激が少ないので、にんにくが苦手な人も取り入れやすいです。
またカバンに潜ませて持ち歩くこともできるので効率よく取り入れることができます。
効率よく取り入れる方法2:サプリを使って摂取する
もう1つがサプリを使って取り入れる方法です。
先ほど黒にんにくをオススメしましたが、食べてみたらあまり得意な食べ方じゃなかったという方もいるのではないでしょうか。
そういう人こそサプリで生活に取り入れるのが良いでしょう!
オススメはにんにく卵黄というサプリです。
『にんにく』にはたんぱく質やビタミンと結合して、より栄養価値がアップされるという特質を持っています。
『卵黄』には上質の脂肪やたんぱく質、ビタミンを多量に含んでいるので一緒に摂ることで相乗効果を感じることができるんです。
またにんにくと卵黄を煮詰めて作った粉末には高血圧、低血圧、いずれの傾向にある人にも最高の健康食品です。
便秘がちの人にも効果が期待できると言われています。
サプリはにんにくを食べた後の匂いも気にならないですし、胃腸が弱い人でも摂ることが可能です。
粒状になっているので、外出先や出張中などでもさっと取り出して摂取することができます。
「日々の生活でもう少し元気を出して頑張りたい」
「朝からやる気が欲しい」
「健康を維持したい」
なんて方は、飲むだけで続けられるサプリをとってみてはいかがでしょうか。
カロリーも気にせずに日々の生活に取り入れられるので、ダイエット中の方や食事制限中の方でも使うことができます。
多くのメーカーから出されているのですが、まずは気になったものをぜひ購入してみてください。
まとめ
にんにくには本当に優れた健康的な効果
にんにく卵黄のサプリがオススメな理由
効率よく”にんにく”を摂るために『にんにく卵黄』を使ってより良い日々を目指してみてください!