知らないとダイエットは必ず失敗する!リバウンドのヒミツ 

食事制限を耐え、2カ月で10キロダイエットに成功!今は回りの反応も良くダイエットをやめたあとは毎日ルンルンです♪頑張ってよかったです!

皆さんこんにちは、本日は本日はダイエットの天敵?リバウンドについて解説していきたいと思います。
こちらのA子さん、涙ぐましい食事制限をして2カ月で10キロのダイエットに成功したようです
回りにもキレイになったね!ともてはやされたそうですが翌月にはリバウンドしてすっかり戻通りになってしまったそう・・。

A子さんは何を間違ってしまったのでしょう・・・
みなさんはこの答えがわかりますか?

 

【この記事がこんな方にむいています】

  • リバウンドをメンタルのゆるみだと思っている
  • リバウンドを何度も繰り返している
  • これからダイエットを始めるので正しく理解しておきたい
  • ダイエットを正しく理解したいと思っている

 

 

リバウンドとは

リバウンドとはダイエット後に一度落とした体重が元に戻ってしまうことを言います。このリバウンドについて食事制限や、運動などを頑張りすぎて、ダイエット成功しても気持ち的に緩んでしまって元に戻ってしまう現象と思っている方はいませんか?

それは大きな間違いです。

リバウンドとは精神的なゆるみで、食べすぎたりすることで起きるわけではありません。(もちろん関係はあります)ダイエット中にとあるトリガーを引いてしまうことで体に起こる自然現象によってリバウンドは引き起こされているのです。

 

リバウンドしてしまったA子さんのケース

では冒頭で紹介したA子さんを見ていきましょう。

「食事制限」を行い「2カ月」「10キロ」ダイエットに成功したA子さん。実はこの括弧の中にリバウンドしてしまった大きな理由が隠されています。

頑張ったと思うんだけどどれだろう。。。

 

答えは、「2カ月で10キロ」ダイエットです。

A子さんがリバウンドを引き起こしてしまったトリガーになったのは短期間で一定量以上減量したことにあります。

リバウンドが引き起こされてしまう本当の理由

現代社会においてこそリバウンドはダイエットの敵!悪のシステムのように思われていますが、そもそもリバウンドとは、人が生存するために備わっている自然の機能なのです。長い期間ダイエットを行ったことがある方はご存じかもしれませんが、ダイエットのつきものである「停滞期」はリバウンドと停滞期は同じ理由です。

停滞期とリバウンドの原因、人が生存のために持っている機能「ホメオスタシス」

ホメオタシスとは

実は人間は栄養の補給が、長期間にわたって不足している状態が続いた場合や、体重の減少が1カ月で5%以上減少した場合に、生命維持の危機と感じて、体が普段基礎代謝として消費しているエネルギーの消費率を下げるというスイッチを入れます。

さらに人間の生存本能のすごいところは、消費を減らすだけではなく、摂取したエネルギーの吸収率をあげ積極的に貯えようとするのです。

生存のために、エネルギーを使わず、貯えるようになるなんて素晴らしい機能ですね!

 

しかし、この機能こそが現代人のダイエットをリバウンドさせてしまう理由となってしまっているのですね。

 

A子さんのケース検証

ここで再度A子さんのダイエットケースを見ていきましょう。

A子さんは運動も行ってはいたものの、極端な食事制限をして2カ月で10キロの減量を実現しました。
A子さんが仮に60キロだった場合、飢餓スイッチをいれないように1カ月で落としてもよい体重計算は

60kgX5%=3kg/月

となりますので、1カ月で3キロまで
その中でA子さんは平均して1カ月で5キロ落としてしまったことになります。

また食事制限については、詳細がありませんでしたが

2カ月もの間、極端な食事制限を行ったことで、飢餓スイッチの発動を確定させてしまったと思われます。加えて、極端なダイエット成功した後の、解放感と満足からかダイエットで行っていたことを中止し、普段の生活に戻ってしまっていました。

されリバウンドを引き起こす飢餓スイッチが一番怖い点をA子さんは完全になぞってしまっています。

飢餓スイッチが入った状態では、消費▼ 蓄積▲となるわけですから
ダイエットをやめて普段の生活に戻ってしまったということは
元の状態よりも倍くらい太りやすい状態になっているわけです。

本当は、飢餓スイッチが緩やかにでもアイドリングしつつ停止されるまでは
ダイエットを継続させなければなりませでした。

 

リバウンドを繰り返すことで起こる理想のカラダの破壊

本来このような短期間でダイエットが成功するということ自体が本来のカラダとしては不自然なことなのです。食事制限をしていることで栄養が不足し次のような状態を引き起こしてしまっています。

10キロの減量の内訳

脂肪:5
筋肉:5

10キロの増量の内訳

脂肪:10
筋肉: 0

 

このように、減量によって落としてしまったのは、脂肪だけではなく筋肉も落としてしまっています。
本来人の身体は、摂取カロリーよりも消費したカロリーが多い場合に、脂肪からではなく筋肉から先に消費させるようにできているのです。

 

【筋肉が落ちたことで起こる弊害】

  • 基礎代謝が減り体重が減りづらくなる。もとい太りやすくなる
  • ボディーラインが崩れる
  • 体力の低下
  • 筋力低下により疲れやすくなる

 

リバウンドを起こさないための健全なダイエット方法とは?

本来の人の身体に備わっている、リバウンドの原因を解説してきましたが
ここからは、飢餓スイッチを入れずにできるリバウンドのない安全なダイエット方法について解説していきます!

1カ月で落としてもいい体重を把握してスケジュールをしっかりと立てる

 

飢餓スイッチが入るとされている1月の減量のリミットは相場は体重の5%とされています。
まずは、自分の体重から計算してみて、1カ月で落としてもいい体重を超えないようにしましょう。
また、あくまで平均であり、人によって飢餓スイッチが入るタイミングは様々ですので
「出来るだけ1カ月に落とす予定体重は少ない方がよい」を念頭にいれてスケジュールされるといいと思います。

どんな減量方法をすると、1カ月でどの程度落とせるかについては
別の記事で書いていきたいと思いますのでこちらを参考にしてください

 

飢餓スイッチが入ってしまった場合はどうしたらいい?

1カ月に落としてもいい体重は人によってバラツキがありますので、気を付けていても体重が減らない停滞期が来てしまいます。
そうなってしまったらどうしたらいいかというと、停滞期を抜けるまで、適度なダイエットを続けていくしかありません。

 

この状態での通常生活はリバウンド確定させてしまいますので、むしろダイエット開始前よりも踏ん張って取り組まなければならない時期といえます。期間としては概ね2カ月以内を目安に、自分の身体や体重の変化を見ながら、抜け出せているか確認していくとよいと思います。

 

運動は必ず並行して行うようにする

世の中には様々なダイエット方法がありますが、食事制限だけでは落とせる体重はありますが
先ほど説明したように、落ちた体重の内訳は、無駄な脂肪だけではないと心に刻んでおきましょう。

そのため、激しい運動は必要ありませんが、ゆるやかに減ってしまう筋肉を補填維持できるくらいの
運動は必ず並行しておこなうと、基礎代謝低下によるリバウンドは抑えることができます。

 

ダイエットは現代社会と人の身体の仕組みのジレンマにある

いかがでしたでしょうか。今回はリバウンドの正体と回避できるダイエット方法の基本について解説してきました。
運動をしないダイエットはたしかに楽手はあるのですが、身体の仕組み上それは不可能なのです。

無理なダイエットでリバウンドを繰り返してしなうことがないようにみなさんもしっかりとした計画を立ててダイエットをしていきましょう!